
《第6話》「言われていないことは余計なこと?」の巻 |
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B川
それじゃあ、例えば200万円位リフォームをかけてこの家を新築同様にしたら、500万円高く売れるなんてことはないかなぁ。
裕也
うーん、確かにその方が買手の印象はいいですよね。でもB川さん、リフォーム代が先に必要になりますよ。
B川
そうか、自己資金は全然ないんだよね。
賢一
B川さんは今46才でしたよね。そうしますと、この家を購入された時は36才でお子さんは4才だったんですね。B川さん、参考のためにちょっと教えていただきたいんですが…。
B川
何でしょうか?
賢一
B川さんはこちらのマンションをゆとり返済での全額借入で購入されていますよね。失礼ですが、B川さんのご収入でしたら当時でもいろんなローンの組み方ができたと思うんですが…。
B川
うん、本当は河原崎さんの言う通り、いろいろ方法はあったみたいなんだけど…。
賢一
そうですよねぇ。
B川
でも当時は僕も妻も家やローンのことは何にも分からなくて、皆パンフレットに載っている資金計画に合わせて買うもんだと思ってたんですよ。
賢一
えっ、でも担当の営業の方からは何にも説明はなかったんですか?
B川
いや、僕が“この支払方法でいいんですか?”って確認したら、担当の人は“はい皆さんそうしていますよ”って言ってたので特に考えずにその通り手続きをしたんですよ。
賢一
そうだったんですか…。
B川
でも結局は決まった金額を返済していけばいいんだし、貯めていた頭金は使わずに済んだので家具や家電品を一気に揃えちゃったんですよ。
賢一
頭金ってどれくらいご用意していたんですか?
B川
えーと、だいたい500万円位かなぁ。
賢一
はあ…。それで今まで繰上返済やローンの借換えなんかは考えなかったんですか?
B川
いやー、いろいろ話はあったんですけど車の買い替えだとか子供の関係とかで、結構出費が多くなっちゃいましてねぇ…。それにローンを組んだ時には何も説明されていなかったので、余計なことはしないでそのまま払っていこうと思ったんです。何より手続きするのが面倒だったもんでねぇ。
賢一
うーん…。ゆ、裕也君、ちょっと交代…。
裕也
えっ、は、はい。B川さん、ローンの残高と売却予想価格との開きがだいたい600万円位なんですよ。その頭金プラス100万円位の資金で、本当はローンが全部返せていたはずなんですけどねぇ…。
![]() B川
それは分かるんだけど、でもその時その時でいろんなお金が必要になっちゃってねぇ。
賢一
B川さん、ちょっと目に入ってしまったんですが、あそこに貼ってあるのは何かのスケジュール表ですか?
B川
ああ、あれですか。あれは妻と娘のスケジュールなんです。
裕也
ええっ、1ケ月間ほとんど真っ黒じゃないですか。
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B川
妻は家よりも外に楽しみがいっぱいあるんですよ。
賢一
それじゃあ、いつもご主人が家でお留守番ですか?
B川
そうですね。でも最近は母のところに行くことも多いので…。
賢一
ということは…、お嬢さんが帰って来た時に家に誰もいない日が多いということですよね。
B川
そうなんですよ。実は母を家に呼びたい理由にはそれもあるんです。最近娘がちょっと心配でして…。
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●次回、賢一からB川家へ意外な提案が…。 |
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